目の病気
病気は、一般的に発症する部位によって分類されますが、目の病気も同様です.
主なものとしては、まぶたの病気、角膜・強膜の病気、水晶体の病気、硝子体の病気、眼底の病気、視神経の病気などがあります.
まぶたの病気として最も有名なのは、一般に“ものもらい(麦粒腫)”で、ブドウ球菌などに感染することによって起こります.
水晶体の病気としては、白内障がよく知られていますが、これは目のレンズである水晶体に濁りが生じる病気です.
眼底の病気としては、網膜剥離などが知られています.これは加齢や体質が関係して起こる場合がほとんどですが、ぶどう膜炎や眼球腫瘍によって起こる場合もあります.
網膜剥離は視力の急速な低下を引き起こすため、早急な治療が必要になります.
硝子体の病気には飛蚊症などがあります.これは硝子体に生じた浮遊物が網膜に影を落とすことで、蚊が飛んでいるように見える病気です.
飛蚊症は生理的なものであり、特に心配することはありませんが、まれに網膜剥離などの前駆症状として起こることもあります.
目の病気――緑内障
病気の中には、“明確な自覚症状はないが、放置しておくと大変なことになる”――というものがありますが、目の病気の中でそれに該当するものに、緑内障があります.
これは、40歳以上で“100人に1人”という高頻度で見られる目の病気で、目の内圧が上がることによって視神経が冒されて視力が落ち、最悪の場合失明に至るという恐ろしい病気です.
緑内障には、急激に起こるタイプとゆっくり進行していくタイプとがありますが、一般に多く見られるのは慢性型の方です.
慢性型の緑内障は、目立った自覚症状がなく、気づかずにいることが多いのですが、その間にも視神経は少しずつ冒され、視力は低下していきます.
唯一の自覚症状は眼精疲労に似た症状.
「最近ものが見えにくくなった」「目が疲れやすくなった」と感じたら、念のため眼科で診察を受けておいた方がよいでしょう.